
海と夕日
西は日本海。水平線に沈む夕日は、暮らしの中の日常です。夏は海水浴場が賑わいます。
夕暮れの小平蘂川(おびらしべがわ)河口。空の色が、川面まで届く。

──頼って、頼られて。それが、このまちの仕事のすすめ方。
北海道小平町(おびらちょう)、地域おこし協力隊。
ITと移住定住、ふたつの仕事に、はじめての「専任」を各1名募集します。
北海道の日本海側、留萌管内の南部。ホタテ、タコ、ウニ。海の恵みと農業とともに暮らしてきた、人口約2,600人のまちです。
このまちの役場には、ITの専任がいません。移住の相談窓口には、専任の担当者がいません。今回の募集は、その空席に座る2人を探すものです。
明治から大正にかけてニシン漁で栄え、日本海を望む鬼鹿地区には、明治38年建築・道内最大規模の鰊番屋「旧花田家番屋」(国指定重要文化財)が当時の姿のまま残ります。いまはホタテ稚貝の主要産地。タコ・ウニ・ホタテの「育てる漁業」と、メロンをはじめとする農業のまちです。
殻付きの活ホタテ、朝あがったタコ、6月〜9月だけのうに。そして道内では小平町だけがつくる希少品種「アイボリーメロン」。ふるさと納税の返礼品にも、これだけの素材が並んでいます。2人に共通する仕事「情報発信・ふるさと納税PR」の、最高の素材でもあります。
18歳までの医療費全額助成、こども園の保育料無料化、高校生の通学定期助成。町の中心部には温泉宿泊施設「ゆったりかん」。暮らしを支える土台は整っています。あとは、このまちに興味を持った人を受け止める「人」がいれば。

募集するのは、役場のITを支える「ICTサポート」と、移住の入口に立つ「移住・定住担当」の2人です。
小さなまちでは、「その道の一人目」がずっと空席のまま、ということがよくあります。パソコンの調子が悪いとき、いまは職員がそれぞれ手を尽くし、外部の業者さんの力も借りながら対応しています。そして、このまちへの移住を考えてくれた人が、最初に気軽に相談できる相手もまだいません。

「ここはどんな場所か」を、まずは数字で。最後のふたつの数字が、この募集の理由です。
男性1,245人・女性1,305人(令和8年9月1日現在)。
西は日本海に面し、残る三方は山に囲まれた、東西34km・南北32kmのまち。南は留萌市、北は苫前町に隣接。
日常の買い物は町内と、隣の留萌市で。空の玄関は旭川空港(車で約1時間50分)。
「育てる漁業」と農業のまち。道内では小平町のみで生産される希少品種「アイボリーメロン」も。
──だから、あなたが「一人目」です。
それぞれの主担当に加えて、情報発信や地域活動など、2人に共通する活動があります(各職種カード内に記載)。
地域活動は、ただの「お手伝い」ではなく企画から関わってもらう予定です。まちの人と顔見知りになる、いちばんの近道でもあります。あなたを知って応援してくれる人が増えるほど、任期のあともこのまちに根を張ることが、ぐっと自然になっていきます。
― 「困ったら、まずあの人」になる ―
メインの仕事は、役場のITを支えることです。パソコンが動かない、ネットワークがつながらない。そんなとき最初に駆けつけて、状況を切り分け、解決までたどり着く。新しい機器やシステムを入れるときには、「何を選べばいいか」を一緒に考える。庁内の「一人目のIT担当」です。
― 「住みたい」が、最初に届く人になる ―
この仕事のいちばんの資格は、「自分自身が移住者であること」です。移住前の不安も、手続きの大変さも、来てみてはじめて分かるまちの良さも。あなたがこれから経験することのすべてが、移住を考える次の誰かのための道具になります。そして、あなた自身が小平町での暮らしを楽しみ、発信すること。それ自体が、このまちの入口をつくる仕事です。
着任から3年間の働き方を、年ごとのイメージでまとめました。
※あくまで一例です。実際の進め方は、あなたの経験や得意分野に合わせて相談しながら決めていきます。
協力隊を考えるとき、いちばん気になるのは「3年後、どうなるのか」だと私たちは考えています。だから、いま考えられる可能性を、応募の前に正直に書いておきます。
進路は、大きく分ければ「就業」か「起業」のふたつ。そのうえで、このまちなら例えばこんな道がある、という4つを挙げます。どの道も、最初から用意されているわけではありません。日々の活動を通じて、まちの人との間に信頼を積み重ねた、その先に開けていく道です。それでも確かなのは、このまちがあなたの3年後を「自分ごと」として考えている、ということです。
小平町は、協力隊の3年間を「お互いを知る時間」と考えています。これまで、協力隊から町職員への登用の実績はありません。それでも、活動を通して適性と信頼が積み重なれば、引き続き町職員としての任用も考えられます。「3年経ったら終わり」という前提のまちではありません。
任期中に磨いたITや発信のスキル、そして3年間で築いた人のつながりは、町内の事業者にとっても貴重な力です。専門分野にこだわらず、まちの中で自分に合う仕事を見つけて働きつづける道もあります。
職種①のイメージ。庁内のITを支える仕組みを自分でつくり上げ、起業して、町から業務委託で請けつづける。研修・資格取得への助成制度はそのための投資に使えます。副業も可能なので、任期中から仕事の種を育てられます。
職種②のイメージ。まちの移住・定住の取り組みは、これからが本番です。任期中に築いた人のつながりと経験を活かして、この分野の仕事を自分の仕事として続けていく道です。
詳細は「小平町地域おこし協力隊募集要項」をご確認ください。
今回の募集は2名。着任のタイミングはそれぞれの都合に合わせて調整するため、前後することもあります。それでも、ミッションは違えど、同じ立場でこのまちに飛び込み、同じ目線で悩んだり喜んだりできる仲間がいる。それは、心強いことです。
小平町には、農業分野で活動する協力隊の先輩が1名います。移住してきた日の不安も、まちに馴染んでいく道のりも、経験した人がすぐ近くにいる。このまちで最初の協力隊になるわけではない、というのも安心材料のひとつです。
活動の拠点は役場。企画振興課の担当者と日々相談しながら動けます。
支援団体である一般社団法人移住のすゝめが、応募前のカジュアル面談から、任期中の研修・相談、起業・定住に向けた準備まで、3年間の伴走を通してサポートします。目指すのは、任期を終えること、ではなく、そのあともこのまちで暮らしつづけていることです。


西は日本海。水平線に沈む夕日は、暮らしの中の日常です。夏は海水浴場が賑わいます。
夕暮れの小平蘂川(おびらしべがわ)河口。空の色が、川面まで届く。

小平町産のうにを食べられるのは6月〜9月だけ。臼谷漁港の直売所には殻付きの活ホタテが並び、朝あがったタコはその場で釜茹でして直売。
臼谷漁港の代名詞、殻付きの活ほたて。

内陸部では農業も盛ん。春の田植えに始まり、夏は小麦「ルルロッソ」やメロン、秋は新米が実ります。なかでもアイボリーメロンは、道内では小平町だけがつくる希少品種です。
アイボリーメロン。道内では小平町だけの希少品種。

ニシン漁で栄えた時代の面影を残す、国指定重要文化財「旧花田家番屋」。道の駅「おびら鰊番屋」はまちの顔で、いまも番屋を舞台にまつりが開かれます。
旧花田家番屋で開かれる「鰊番屋まつり」。

町の中心部に温泉宿泊施設「ゆったりかん」。光明石温泉の大浴場とサウナがあり、日帰り入浴は大人500円。仕事帰りに寄れる距離です。
温泉宿泊施設「ゆったりかん」。

18歳までの医療費を町が全額助成。こども園の保育料は無料。高校生の通学定期も町が差額を負担するなど、子育て支援は手厚いまちです。
夏のヨット体験。海のまちならではの遊びが、すぐ近くに。

日本海側の雪と風は、正直、楽ではありません。それも含めて、カジュアル面談で率直にお話しします。厳しさと同じだけ、静かな美しさのある季節でもあります。
小平ダム近くの冬景色。
活動の拠点となる小平町役場(〒078-3392 北海道留萌郡小平町字小平町216番地)。南に隣接する留萌市まで車で約15分、旭川空港から車で約1時間50分。
〒078-3392 北海道留萌郡小平町字小平町216番地
Google Mapsで開く応募は、オンラインのカジュアル面談から始まります。受付は随時。採用者が決定し次第、終了します。
応募前に、原則みなさんに受けていただく事前面談です(選考ではありません)。窓口は一般社団法人移住のすゝめ。「応募するか迷っている」段階でのお申し込みも歓迎です。お申し込み後、面談のご案内とあわせて応募フォームのURLをメールでお送りします。
カジュアル面談を経て意思が固まったら、メールでご案内した応募フォームから、履歴書(顔写真貼付)・職務経歴書・小平町地域おこし協力隊応募用紙をご提出ください。履歴書・職務経歴書の様式は任意です。参考様式を下の「応募書類のダウンロード」に用意しています。
小平町が書類選考を行い、結果を応募者全員にメールで通知します。合格者は地域要件確認のため住民票の写しを提出いただきます。
第一次選考合格者を対象に、小平町内で面接を実施します(詳細は別途通知)。面接に要する交通費等は自己負担となります。
令和8年度内(2027年3月末まで)の着任を想定し、協議のうえ着任時期を決定します。
応募は、オンラインのカジュアル面談から始まります。選考の場ではないので、仕事の中身、まちの様子、報酬や暮らしのこと、3年後のことまで、何でも聞いてください。「応募するか、まだ迷っている」──その段階で、どうぞ。
お話しできるのを、楽しみにしています。
【問い合わせ】
一般社団法人移住のすゝめ(募集業務委託先)
担当:奥田・立花/obira@iju-susume.jp
小平町役場 企画振興課
担当:秋山・米田/0164-56-2111
小平町は、ニシン漁の時代から、海とともに生きてきたまちです。
いま、このまちは人口減少という大きな課題の中にいます。しかし私たちは、課題の数だけ、新しい人の力が活きる場所があると考えています。
今回募集する2人には、「3年間の隊員」ではなく、「このまちの未来を一緒につくる仲間」として来ていただきたい。任期が終わったあとも小平町に住み続け、それぞれの道で活躍してもらえるよう、町として精一杯支えます。
まずは一度、このまちを見に来てください。お会いできる日を楽しみにしています。